項目 |
プレハブ事務所・倉庫・作業場 |
在来工法 |
構造の違い |
軽量鉄骨ブレス構造 |
木造軸組み工法 |
材料の種類や工法の大まかな違い |
プレハブ工法はほとんどの部材、柱、梁、母屋、梁継、ブレス、壁パネル、床パネル等を工場で生産し、本体を現場では組み立てるだけで現場での工期をかなり短くできる工法です。但し、内装等は現場での作業となります。 |
木造軸組工法は柱、梁、小屋組み、土台等からできており、それらの軸材料を加工場で作成し、現場でそれらを組立、その後は主に現場で作業を継続していく工法です。 |
設計の自由性、デザイン性 |
基本的には多くの規格化された部材を使用し、現場での工期を短くし、しかも経済性に主眼を置いている為、一部の住宅ハウスメーカー以外の事務所、倉庫、作業場等は機種によるがデザイン性はあまり高くありません。 |
木造軸組み工法は設計の自由性が非常に高く、お施主様の希望の間取り、デザインをかなりの割合で実現することができます。更に、増改築等にも割合に容易に対応することができます。増改築を視野に入れた場合は有利な工法です。 |
部材の規格化と品質 |
プレハブ工法は工場での規格化された部材の大量生産により同一機種間の品質は安定してばらつきがほとんど無い。但し、プレハブというイメージにより、品質を一定以上に上げて価格を高い水準にするには限界があり、品質の高さにはある程度の限界があります。 |
木造軸組み工法はほぼどのような部材も使用できることから、非常に品質の高いものからそれほどでもないものまで価格により完全にまちまちである。また工務店、建築会社のセンス、設計力、企画力により、使用部材も、品質、仕上がりもかなり差が出ます。 |
全体的な強度と耐震性 |
プレハブ工法は1棟1棟、緻密な構造計算を行なっている為、限度はあるにしても、ある程度強度と耐震性はあります。但し、あくまでも軽量鉄骨であるため、重量鉄骨等の太い柱や梁ではなく、そこまでの強度があるとはいえません。 |
木造軸組み工法は仕様部材や価格、建築会社、現場の職人さんの能力に等による差が大きいので、全体的な強度、耐震性には大きなばらつきがあります。 |
工場生産比率と現場での工期 |
工場生産比率は非常に高く、本体だけであれば約80%です。但し、建て上げ工事や基礎、内装等、現場での工事もありますが、それでもかなりの短工期です。。 |
工場生産比率は一般的には非常に低く、現場での工事が長くなります。しかし、低価格で簡易なものは工期の短い場合もあります。 |
価格と見栄え |
プレハブ工法の場合も機種により価格の差はありますが、それらはそれほど大きなものではなく、どの機種も割合に経済的です。ハイレベルタイプは見栄えもかなり高くはなりますが、それでもプレハブという観点から経済性にも配慮していますので、最高のレベルというわけではありません。 |
木造軸組み工法は機種による価格差が非常に大きいため、価格の非常に高いものはやはり、見栄えも相当高いものになります。価格が高くても見栄えが相当高いものをという場合は、こちらの方が良いかもしれません。 |